『オカルティズムと現代』第4回の報告と次回第5回の開催日程 9月15日(日)

『オカルティズムと現代第4回の報告と次回以降の開催日程について

8月4日(日)14:00~16:00 YCAM2F
創作・学習室にて第4回を開催。
出席者3名(男3)。テキスト『オカルト生理学』第2講。
脾臓の存在について(テキストに照らして)再確認。
消化管〔口から肛門へ)は発生学的には外部であり、
内部が接しているのは胆管と膵管の接合部に限られるとのこと、
肉体レベルでの内と外について新たな観点を得る。
唯物論的な観方では、変化し続ける身体(肉体とエーテル体)を感じることは困難であることなど、
現代医学と病気についてほか、自由発言。
終了後、前回新規参加の若者からキャンプヒルについて質問あり。
所謂「シュタイナー教育」について、教育と芸術の相関について口頭概説。
併せて「社会有機体三分節」と人体(頭部神経系・胸部律動系・四肢代謝系)の対応について、
政治・経済・文化=(法の下の)平等・友愛・(精神の)自由を対置させて概説。
『社会問題の核心』『魂の保護を求める子どもたち』を紹介。
【文責:学級委員 岡田隆】
 
次回以降の開催日程
第5回 9月15日(日)14:00~16:00 YCAM2F創作・学習室
 テキスト『オカルト生理学』第3講。
第6回 10月6日(日)14:00~16:00 YCAM2F創作・学習室
 テキスト『オカルト生理学』第4講。

『オカルティズムと現代』第3回の報告と次回開催日程について 第4回 8月4日(日)

『オカルティズムと現代』第3回の報告と次回開催日程について

7月7日(日)14:00~16:00 YCAM2F会議室にて
第3回を開催(会場変更あり)。
出席者5名(男3・女2)。テキスト『オカルト生理学』第一講。
原テキストの翻訳二種の対照から、訳語によっては重大な相違を生じることなど、野口整体の実践的立場から指摘される。
新・旧それぞれの時代(世代間)のシュタイナー受容が問題となるが、
独語〈Geisteswissenschaft〉を「霊学」(高橋巌さん)と捉えるか「精神科学」(西川隆範さん森省吾さんほか)と訳すかによって、自ずから読み(読み方・深度・領域など)が変わるだろう、と回答。
また、初めて総合病院で受診されたA氏の経験談から、日本の現代医療の裏面(暗部)に話題が及ぶ。
終盤、20代男性の参加があり、「オカルト」あるいは「霊」という言葉から受ける或る種の「胡散臭さ」に言及される。
会としてはそのような立場からの参加はありがたく、江原某ほかの例を示されるが(TVも新聞も見ない)没世間な筆者では回答不能。ここでも、本来「秘められた叡智」を意味する「オカルト」受容の世代間相違を確認。
会での発言内容に縛りはなく、卓に着いたら言いたいことを言うという自由を唯一の支えとしている。
【文責:学級委員 岡田隆】
 
次回の開催日程
第4回 8月4日(日)14:00~16:00 YCAM2F創作・学習室
 テキスト『オカルト生理学』第二講。

『オカルティズムと現代』第2回の報告と今後の開催日程について 第3回 7月7日(日)

『オカルティズムと現代』第2回の報告と今後の開催日程について

6月16日(日)14:00~16:00 YCAM2F創作・学習室にて
第2回を開催。
出席者4名(男2・女2)。 2時間、自由発言。
「何も考えない」私たち、という観点から現代の世相を考察。
(軍隊の脅威と自己喪失・DJポリスと機動隊の実態などなど)
また、ホーミーに触れて野口整体と発声(韻律法)の深い関わりが開陳された。
(学級委員による)古書購入テキストを3部持参、参会者に手渡す。
テキスト『オカルト生理学』の原書が(森章吾さんによって)新訳され6/10に刊行、
『秘されたる人体生理』(イザラ書房)と邦題された同書から、
(訳者による)各講義ごとの「まとめ」を資料として配布。
次回からテキストを取り上げることにする。
 
今後の開催日程
第3回 7月7日(日)14:00~16:00 YCAM2F創作・学習室
 テキスト『オカルト生理学』第一講。
第4回 8月4日(日)14:00~16:00 YCAM2F創作・学習室
 テキスト『オカルト生理学』第二講。

『オカルティズムと現代』第1回の報告と次回開催日程について

『オカルティズムと現代』第1回の報告と次回開催日程について
 5月18日(土)14:00~16:00 YCAM2F創作・学習室にて第1回を開催。
出席者3名(男2・女1)。
実行委員会(5/7)で科目名変更承認(開設当初の科目名:「シュタイナーを読む」)。
(毎年のことであるが)第1回に先立っての事前PRがなされない現況もあってか、
 これまでの継続参会者のみで開催(欠席連絡1件)。
 テキスト『オカルト生理学』が版元品切れにより入手困難であることが判明。
 よって、テキストはさて置き「現代」の暗部について自由討論。
見えざる金融資本による世界支配と衆愚日本の暗い未来についてなど(詳細掲載不可能)。
 また、野口晴哉と山口との縁から、今に伝えられる野口整体の正統についてなど聴取。
 後日、古書注文によって(旧版を含めた)テキストを複数購入。
 これまでテキストは各自購入原則であったが、品切れという事情に鑑み(高価な古書購入費に)年間運営費を充てることとする。
 近く事務局による「シラバス」配布やPRによって、新規参会者が期待できるかどうか?

第2回を下記のとおり予定。
 6月16日(日)14:00~16:00 YCAM2F創作・学習室
 テキスト『オカルト生理学』第一講。

精神科学は野口整体とどのように照応するか?

 2011年10月、「シュタイナーを読む」と題して科目開設。
 高橋巖訳の『神智学』『神秘学概論』をテキストに一年半継続。
2013年5月から枠組みを拡大して現行タイトルに科目名変更、同じく高橋巖訳『オカルト生理学』『シュタイナーの死者の書』を基礎テキストに選びました。
 今年度(H27年度)はこれまでの討議・発言内容から課題を絞り込み、シュタイナー神秘学(精神科学)と野口整体とを照応させながら運営する予定です。
 基礎テキストは実践的な二著:『整体入門』(ちくま文庫)・『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(ちくま学芸文庫)。
 文学・哲学・宗教・芸術はもとより広範な領域に関わる「オカルティズム」と、現代に生きる個人の問題が、参会者による場の創生と結びつけば幸いです。
 併せて(自己認識から現代の社会問題まで)参会者によるライヴ空間を活力として、他者において目覚める場となることを願っています。