『オカルティズムと現代』H26年度第12回の報告と次回の開催日程平成27年5月17日(日)

『オカルティズムと現代』第12回の報告と新年度の開催日程について

4月19日(日)14:00~16:00 YCAM2F
多目的室にて第12回を開催。出席者5名。
新年度(27年度)の「事業計画書」を配布及び朗読。
新たなキャッチコピー:精神科学は野口整体とどのように照応するか?」
基礎テキスト(2冊)の回覧:『整体入門』(ちくま文庫)『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(ちくま学芸文庫)テキストを2冊選んだ根拠についての説明:(シュタイナーと野口晴哉に共通した生命の観方・捉え方を前提として)開設当初から常時参会されている整体師Aさんの実践的体験を研究会でも活かせないか?
『整体入門』は野口整体のエッセンスでもあり、これまで継続してきたシュタイナー神秘学(精神科学)との照応を探るべく同じく実践的な主著を並べた。
講座の進め方:範囲を決めて読解してゆくようなテキストではない。
よって、各自が読みまた実践する中で自ずから生じるであろう問題や課題を俎上に上げて、できるだけ自由に話し合うという方向を提案(全員が了解)。
以下、自由発言の項目のみ一部記載;
・或るピアニストについての話から演奏家になることの困難と障害
・1960年代~70年代の福岡の音楽シーン
 → 芸術と狂気(現在も活躍中のミュージシャンを例に)
・技を伝えることの困難 ⇔ 資質と感応 etc.
【文責:学級委員 岡田隆】
 
新年度の開催予定日
第1回 5月17日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
 テキスト(2冊)の概要説明:
 『整体入門』(ちくま文庫)
 『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(ちくま学芸文庫)
第2回 6月14日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
自由発言と討議

『オカルティズムと現代』H26年度第11回の報告と次回の開催日程平成27年4月19日(日)

『オカルティズムと現代』第11回の報告と次回の開催日程について
3月29日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室にて第11回を開催。出席者4名。
新年度(27年度)の事業計画について報告:キャッチコピーの変更
「シュタイナー神秘学は生の尽きせぬ泉」⇒
「精神科学は野口整体とどのように照応するか?」
(科目名とサブタイトルはそのまま)
基礎テキスト(2冊)の提示:『整体入門』(ちくま文庫)
『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(ちくま学芸文庫)
以降は自由発言;
お聴きになった参会者から高橋巖さんのCD「HARMONIA」(ハーモニカ独奏)についての言及あり;
演奏のみならず選曲からも 隠された日本的霊性への深い理解と共感が感じられる、など。
それに関連して同参会者から昨秋の講演会で高橋氏が語られた骨子が披露された;
ここでは霊主体従の観点からの「心の旅がらす」の7項についてのみ記します:
1.自分自身と親しくなる
2.親しい人と親しくなる
3.親しくない人と親しくなる
4.(縁のない人と)縁をつける
5.自分のためよりも人のために行う
6.芸術を通して行う
7.人生・生活の中で行う
以下は、テキスト『死者の書』第六講からの任意引用(適宜要約あり);
〔死から新しい誕生までの諸経過〕
・(霊界で観る)特別な種類の外界は私たち自身の過去の世界なのです
 繰り返されてきた輪廻転生の中で得た地上界の体験と霊界の体験
・二者択一を迫る諸体験(すべての喜びや悲しみ)→ 霊界での債務
 魂の能力に転化する方向 ⇔ 満足感だけを取り出す方向
・物質界で得た苦しみや悩みは霊界においては意志の力となって魂に働きかける
・(霊界の真夜中時を過ぎて)現れてくるひとつの光景:
 過去の諸生活とそれに密接に結びついた人間関係の光景
 以前の諸体験に決着をつけるために現れる(未来における結果に目を向ける)
・霊界においては嘘によってもたらされた不正に決着をつけることができないのです
 → カルマ的決着をつけようとする衝動
・能力を獲得しようとするときの四大霊の妨害:他者に憑依して敵対しようとする
・地上の生活と霊界の生活との間のカルマ的関連
 夭折者や不慮の災難死 → 残された生命力が(霊界において)知的な認識力となる
・霊的生命力だけが霊界の中へ光を投げかけるのです
・霊的生活の諸条件を(まず本能的に)次いで意識的に魂の中に生かす必要が生じている
・霊的な存在は自然秩序の中であろうと私たち自身のなかであろうと同じ法則に従っている
・今到るところに社会的潰瘍形成へのおそろしい素地が作られつつあるのです
 (生産のための生産ー文化癌)
・霊界の生活は新しい地上生活のための原像を~育ててくれているのです
 新しい地上生活にふさわしい遺伝的特徴をもった両親のところに引き寄せる(霊的な磁力)
・たいていの人間は霊的に早産させられているのです
・霊界での真夜中時に霊の働きが憧れを一種の光に変化させる
 自我の思い出の保持=キリストの中に死んでゆく(キリスト衝動)
・聖霊の導き(キリストの衝動によって聖霊の衝動が強められる)
・霊が魂を捉えますと魂がこの霊を体の中にまで持ち込むのです
 聖霊を通して人間の魂は目覚めさせられるのです
【文責:学級委員 岡田隆】
次回の開催予定日
第12回 4月19日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
  テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)全体

『オカルティズムと現代』H26年度第10回の報告と次回の開催日程平成27年3月29日(日)

『オカルティズムと現代』第10回の報告と以降の開催日程について
2月8日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室にて第10回を開催。出席者6名。
合気道(大東流)に通じた初めての参会者によって一見の活況を呈す。
話題となった人物と事項:
ブラヴァツキー・足立育郎・内海聡(敬称略)ほか
黄金比と白銀比・フリーメーソン・整体における機.間.度 etc.
以下、テキスト『死者の書』第五講からの任意引用(適宜要約あり);
〔死から新しい誕生までの諸経過〕
・意識内容となっていた大宇宙が、まるでひとつの星となったように縮小して現れる(この星の中から「光り輝く宇宙叡智」が拡がり始める→「思い出のタブロー」「前世の記憶図))
・その成分がすべて意志から成り立っている星がお前の身体だったのだ
(叡智の光の輝き=エーテル体の活動運動)
・死によって霊界に持ち込んだ生の果実が時の未来の中(将来到達すべき地点)へ消えてしまう
・私たちの最も内なる地上存在が私たちの外にあることを体験する(死後の意識の目覚め)
・生前の記憶力の転化(新しい魂の力の発達―霊的記憶力)
・記憶内容のすべては生き物となって現われそこに存在する(どの思考内容も四大霊なのです)
・死の瞬間に外へ産み出したものを自分で見るのです(vgl.乳児の体験)
・意志と感情は死後もなお肉体に結びついたときのまま存在している(執着の本質)
(欲望を克服するのに数十年を要するー地上生活の再体験)
・「感情の思い出」により前世との生きた関連を手に入れる
・新しい意志と感情の発達(意志の流れの中で感情が還流する)
・内なる魂の光(魂の創造力)が霊界を照らし出す(創造的な霊的照明力)
(生前に関係のあったすべての魂と再会する)
・霊的社交と霊的孤独の交替(死後の生活の前半生)→「宇宙の真夜中」
・外界を再び持ちたいという強い「憧れ」(新しい外界=転生の諸相)
・自我の存続→「聖霊」によって宇宙の真夜中に目覚める
【文責:学級委員 岡田隆】

以降の開催予定日
第11回 3月29日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
 テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)第二部 第六講
第12回 4月19日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
 テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)全体

『オカルティズムと現代』H26年度第9回の報告と次回の開催日程平成27年2月8日(日)

『オカルティズムと現代』
第9回の報告と次回の開催日程について

1月11日(日)14:00~16:30 YCAM2F多目的室にて第9回を開催。出席者5名。
高橋巌さんの講演を聞かれた方からその概要紹介を受ける(昨年末「世直し」を鍵語に催された講演会とのこと)。
氏の人生上の転換点とそこからの展開に関わり、音楽喫茶・大本教・岡田茂吉・三島由紀夫ほか具体的に言及される。
併せて氏の講演記録を基に著された『岡田茂吉における宗教と芸術』(1984年)も回覧。
関連して、神道とその奥深さについて(山口近在の霊的地勢なども交えて)自由発言。
以下、テキスト『死者の書』第四講の本文からの一部抜粋;
・霊界における人間に叡智が欠けることはないのです。
・叡智に手を加えて生命力に変えるのです(生命形成力と再受肉)。
・唯物論者は霊の中で窒息させられるか溺れ死んでしまう他はないのです。
・よき事柄(例えば誠実さ)によって苦しめられること~、それが霊界のひとつの特徴なのです。
・霊学を魂に作用させる人は、無意識の生活衝動に変化が生じるのに気がつくでしょう(カルマとの関連)。
・霊的な事象が私たちに問いかけてくるのです(問いのモチーフ)。
・(霊界において)大切なのは、~、認識力を生命力に変えることなのです。
・(霊界においては)感情的な在り方をしている意志の育成が大切なのです。
・自然ならびに自然形姿は霊的創造力の終点である(エーティンガー)。
・この世とあの世とは原因と結果のように、相互に関連し合っているのです。
・結果は原因からの自由な行為として生じるのです。
・キリストは自由なる創造行為として「父なる神」の子となったのです。
・霊界において大切なのは、この叡智から現実を創り出そうとする衝動を持つことです(叡智からの自由な創造行為)。
【文責:学級委員 岡田隆】

次回開催日
第10回 2月8日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)第二部 第五講

『オカルティズムと現代』H26年度第8回の報告と次回の開催日程平成27年1月11日(日)

『オカルティズムと現代』
  第8回の報告と次回の開催日程について

12月21日(日)14:00~16:30 YCAM2F多目的室にて第8回を開催。
出席者6名(男3・女3)。
第二講で述べられている時間的遡行から前世へ向う場合についての質疑あり、
以下はその概略説明と現時点での補足要約:
第一講では物質的身体の外での謂わば空間的体験が示されるのに対して、第二講では同じ体験内容が時間的体験として語られている。
それはマクロコスモスへのエクスタシー的な拡張とミクロコスモスへの内的沈潜として対照させることもできるが、いずれも人間の本性に根差した秘教的な体験である。
顕教的には知覚・思考・感情・意志という四つの内面領域が、内と外の逆転という秘教的な光の下で示され、それらがどのような人間形姿として体験されるのか、などが第一講の講義内容である。(思考ーエーテル体・感情ー筋肉/結晶化されたカルマー惑星・意志ー骨格ー全宇宙・自我ー太陽 etc.)
第二講で述べられる内的沈潜は記憶力の助けを借りて霊界へ赴くもう一つの身体離脱の道である。想起力の強化によって人生を遡行し、記憶像の間から立ち現われてくる霊的なものを引き出し、誕生と受胎を超えて遺伝と結びつく以前の霊界に到る時間的体験である。
更に第三講では、人間の本性が霊的体験の三つの在り方(霊視・霊聴・霊的合一)と関連付けられ、境域の守護霊にも言及される。
質疑では、誕生以前への遡行に伴う空間体験(プララヤ)の恐怖と懐かしさ、そこを超えて前世へ至ることへの逡巡も話題となった。前世の死の向うの人生、そのまた前世への遡行が何処まで可能なのか?
『神秘学概論』の「宇宙の進化と人間」を援用すれば、月紀の地球的繰り返しであるレムリア期に男女の分離と死が始まり、受胎と遺伝、カルマが生じたと見ることができる。
前世の物語として『ジャータカ』(本生譚)にも言及。
【文責:学級委員 岡田隆】

以降の開催日程
第9回平成27年1月11日(日)14:00~16:00 
YCAM2F多目的室
テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)第二部 第四講
第10回平成27年2月8日(日)14:00~16:00 
YCAM2F多目的室
テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)第二部 第五講

 

『オカルティズムと現代』H26年度第7回の報告と次回の開催日程12月21日(日)

『オカルティズムと現代』
  第7回の報告と次回の開催日程について
11月9日(日)14:00~16:30 YCAM2F多目的室にて第7回を開催。
出席者5名(男3・女2)。
自由発言の話題:M資金から裏社会、
すべてが危うい現代にあって(農業やパンづくりを例に)
命がけで生業を営む近隣の方々の話など多岐にわたる。
最後に日本ホメオパシー医学協会「コングレス」に参加された方から、基本レメディ(36種類)の実物ほか関係書籍と併せて回覧を受ける。
以下は、その中で抱いた感想の一つです
今夏の野口裕介さんの死去の話から晴哉の死に関わり、周知の事実と整体師Aさんの見る情景との相違にシュタイナーの霊視を喚起される。
「霊視」という言葉には怪しい響を伴うが、人はただ意識していないだけで、日常的にそれに近い経験をしながら暮らしている。相手の自我の中に瞬時に観入してその人の見ている情景を視る、というA氏の天性はシュタイナーで云うところの「イントゥイツィオン」(霊的合一)に重なる。
それが「イマジネーション」(霊視)として視える方は限られてはいるが、
誰しも対した相手の自我を瞬時に感じ取っており、多くは意識していない。
エーテル体(生命)段階での「霊視」、アストラル体(心)段階での「霊聴」(インスピラチオン)、自我(魂)段階での「霊的合一」は、それを意識している場合の用語とも言える。
自我が観入するのは眼前の人に限られず、時間空間に関わらず死者とも隔てはない。
また、人間以外の事物や生きものの中に入り込んで霊的に合一することも困難ではない。
「実相観入」と称されるが、芭蕉の句の多くはそのようば合一の中から掬い取られた言葉であろう。
ところで、昨今のスピリチュアル一般の危うさは、霊的であるものを唯物論的な視点からしか見ることができないという点にあり、その観点からは自分の唯物論的な視覚さえ意識化できないとい点にある。
霊的な支柱を求めることがそのまま唯物論的霊性という物性の陥穽に囚われることになる。
霊感商法をはじめ、見えるものとして幽霊を求める、物を動かし変じるというサイキック、所謂「心霊」一般がその胡散臭さ故に繁盛するのも唯物論全盛の時代だからであろう。
現代はエジプト文明の甦りの中にあるというシュタイナーの文明期論によれば、霊魂が戻って来るという器・ミイラがその最たる物であろうし、ゾンビに吸血鬼・地球滅亡と不死のヒーローたちをCG画像で娯楽大作に描き続けるハリウッド映画にその兆候を見ることもできようか。
それらを事の是非ではなく、抗えぬ文明論的展開の有様として眺めるならば、「科学」の進展と伴走してきた西洋文明の唯物論を経て、変容したエジプト文明を随所に見て取れる。
問題はそれを意識したところで、現代の日本にあってどのように自分を位置づけ自分をどうするかである。
【文責:学級委員 岡田隆】
次回の開催日程
第8回 12月21日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
  テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)
  第二部 第三講

『オカルティズムと現代』H26年度第6回の報告と次回の開催日程11月9日(日)

 

『オカルティズムと現代』第6回の報告と以降の開催日程について

10月12日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室にて第6回を開催。
出席者6名(男3・女3)。
整体師Aさんからの問題提起:
読んで理解することと実際に身体的に感得することとの相関は?
シュタイナーを読むことを一例として、字面を悟性的に理解することと実際に瞑想することとの違いを挙げる。
それは(テキストの今回の講義内容に関わり)思考を感情へ、感情を意志へと深めることの困難でもある。
言葉以前のものを言葉を用いて伝えようとする試みとその困難でもあり、自分自身を相手に人間の本質を体験し見出していくほかはない。
シュタイナーの著作を読むこと自体が既にその道への招待ともなる。
その他の自由発言事項;
当初のPM2.5騒ぎと現在の対応を例に、人間の「慣らされ易さ」と小出しにされる情報操作について。
再び「ホメオパシー」の資料提供;
JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)「コングレス」に登壇する方々の紹介:
白川太郎・池田整治・内海聡の各氏ほか。
「山口シュタイナーの会」主催の「仲正雄講演会」のチラシを配布;
演題「こころに出会うー見えないものに支えられてー」
飯山一郎氏の活動と『横田めぐみさんと金正恩』の話など。
【文責:学級委員 岡田隆】
以降の開催日程
第7回 11月9日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
  テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)
  第二部 第二講
第8回 12月21日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
  テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)
  第二部 第三講

オカルティズムと現代』H26年度第5回の報告と次回第6回の開催日程10月12日(日)

『オカルティズムと現代』第5回の報告と次回の開催日程について

9月28日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室にて第5回を開催。
出席者5名(男3・女2)。
前回話柄になった「ホメオパシー」について概説。
また、参会者のお一人から関連資料の提供あり;
JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)「コングレス」チラシ・会長由井寅子さんの記事を掲載した「フシ゛サンケイビジネス」紙ほか。
整体師Aさんの身体感覚をシュタイナーの術語を用いて理解を試みる;
整体とは、施術者の感応によって受ける側の障りが整えられる経過であるとすれば、エーテル体に関わる「霊視」・アストラル体に関わる「霊聴」・自我と事物との「霊的合一」のいずれにも通じる術である。
操法そのものが瞑想でもあり、東洋的な「内観的な身体」がシュタイナーの西洋の言説と照応することになるが、それを隠された(=オカルト的な)叡智と呼ぶこともできるだろう。
双方とも、生と死の秘儀に発するものであるからには、単なる知識にとどまることはできず、自ずと実践的にならざるを得ない。
ここで図らずも、実際にAさんから操法を受けることとなり体感を得る;
例えば、頭蓋(脳)の創造(造形)が前世に由来するものであること、その脳が身体を創造し、その骨格が来世の頭骨を築く…、などなど。
(スワイショウの実技も披露された。)
シュタイナーの瞑想が眉間部のチャクラから咽喉部を経て心臓部へと向かうのに対して、禅をはじめ東洋的瞑想が丹田(肚)から上へ向かうことの実感について質問;
Aさんの応えに、キリスト教の祈りと救世観音菩薩の合掌とを対照され納得。
その他、甲野善紀さんの技についてなどの話あり。
【文責:学級委員 岡田隆】

次回の開催日程
第6回 10月12日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)
第二部 第一講

『オカルティズムと現代』H26年度第4回の報告と次回第5回の開催日程9月28日(日)

『オカルティズムと現代』第4回の報告と以降の開催日程について

8月24日(日)14:00~16:30 YCAM2F
多目的室にて第4回を開催。
出席者7名(男3・女4)。
 現代日本の「食」に関わり、その現状と危機感について自由発言;
 代替え甘味料ほか多くの食品添加物による食生活への脅威と対抗手段、長寿社会に巣食う医療機構とそこから逃れることのできない構造的な状況etc.参会者各自が自分のこととして抱えている日々の暮らしの問題であり、日常的な事例に裏打ちされた苦言や警鐘が途切れることなく出てくる。
 行き着くところ、現下の経済原理の支配下にある食と人間の袋小路であり、怪しいモノを食わない、あるいは自給自足以外に道はないというところに逢着するが、それらを知識として知っていることと実行することとの落差にも無自覚ではいられない。
 生き残る(長生きする)こととエゴイズムとの相関を抜きにできない議論でもあるが、これは見識・意見の続出に押されて言及できなかった私見である。
話題となった事項:「環」・ケッシュ財団・ベリー西村・『魂の法則』・内村聡など。
 その他、眼と視力に関わり、整体師A氏から「気針」という整体技法を教示される。
また、「森のがっこう」と八坂圭さんの「にじみ絵」ワークショップの紹介もあり。
【文責:学級委員 岡田隆】
以降の開催日程
第5回 9月28日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
  テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)
  第一部(二つの公開講演)全体
第6回 10月12日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
  テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)
  第二部 第一講

『オカルティズムと現代』H26年度第3回の報告と次回第4回の開催日程8月24日(日)

オカルティズムと現代』第3回の報告と次回の開催日程について

7月13日(日)14:00~17:00 YCAM2F
多目的室にて第3回を開催。
出席者4名(男2・女2)。欠席の事前連絡 1名。
昨年度のテキスト(『オカルト生理学』)が品切れ状態だったこともあり、
今年度のテキストが入手できるかどうか、年明けに事前確認しての選定であったが、既に現時点で版元品切れとのこと、前回からの新規参会者から報告あり。
旧訳本(『死後の生活』イザラ書房 1989年)も含めて古書購入で対応予定。
テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)から今回取り上げる予定であった、二つ目の公開講演「人間の生と死ならびに魂の不死について霊学は何を語るのか」は保留。
テキスト以外のシュタイナーの翻訳書を読まれた方からの質疑に応じて会を展開。
人間の四つの本性について、原語と日本語の対応あるいは相違をシュタイナー受容に関連して概説。
(肉体・エーテル体・アストラル体・霊(自我)⇔ 体・生命・心・魂(個我))
参会者の金縛り(あるいは幽体離脱)の体験談から、死と死後についてのシュタイナーの講義内容を紹介。
応じて、A氏が野口整体における「硬結」と死との相関の体験談を開陳。
後半は3.11後の日本について、ネガティブにならざるを得ない様相への自由発言。
身近な人間関係(心魂の次元)と、それを取り巻く社会的な悪との、
どうしようもない軋轢と行き場のない鬱憤について、など。
【文責:学級委員 岡田隆】
 
第4回の開催日程
 8月24日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
  テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)
  第一部(二つの公開講演)全体