『オカルティズムと現代』H27年度第5回の報告と次回の開催日程平成27年10月4日(日)

『オカルティズムと現代』第5回の報告と次回の開催日程について
9月6日(日)14:00~16:20 YCAM2F多目的室にて第5回を開催。出席者5名。
自由発言で話題となった事項(敬称等略);
・写真からも見て取れる霊能者の霊格(友清歓真・出口王仁三郎ほか)
・国家試験「通訳案内士」と東京オリンピック(福島原発事故の影響も含めて)
・「前世療法」と死後の世界(霊界と睡眠意識)
・保江邦夫と冠光寺流柔術(合気道の決めと宗教的な決めの違い)
・宮沢賢治とヘッケル(「青森挽歌」をめぐって)~シュタイナーとヘッケル
以下は『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』からの抜粋(「霊界参入」P.91~107);
・人はその成熟の度合いに応じた程度でしか存在の秘密を本当に経験することはできない
(霊界参入の門前で未来の諸経験が何か別の仕方で代償される必要がある=「試煉」Proben)
・第1の試煉「火の試煉」:「直観」の獲得 /「霊的燃焼過程」によってヴェールが脱げ落ちる
(一層偉大にして真実なる自己信頼、一層高次の勇気と持久力、新しい種類の魂の偉大さを獲得する)
 ⇒ 神秘修行と結びついている文字体系の解読(オカルト文字の解読)
(この記号法を通して生活上の特定の規準をも学ぶ → 或る種の義務に気づく)
・第2の試煉「水の試煉」:高次の世界の中で自由に確実な行動がとれるかどうか
(何も外的な誘因が存在しない / 行為する人間を支えてくれるものがどこにもない)
 自制心を育成する無数の機会に出会うー願望欲望性向がその事象に対する影響力を持っている
(特別重要な特質は無条件に健全で確実な判断力である / 真実だけを規範としなければならない)
・第3の試煉「風の試煉」:まったく独りになって自分で道を見出さねばならない
(自分の「高次の自我」をこの試煉の間に見出さねばならない → 唯一確実な支点)
 無条件的な霊の顕現を実現することを目的とする
〔いずれの試煉も日常生活そのものがその道場である〕
・試煉の通過 ⇒「高次の認識の神殿」へ
「神秘修行者は神秘教義の秘密を決して他人に漏らさぬという誓いを立てねばならない」
(これまでの語り方で語ることをやめて沈黙する /「誓い」とは責任を担うことができるまでに成熟したということ)
・「忘却の飲み物」:いつでも霊的な働きに集中できる方法の伝授(思い出というヴェールを取り除く)
 すべての新しい体験をその体験から評価できる能力(過去の経験によって曇らされない)
・「記憶の飲み物」:高次の秘密を常に精神の中に生かし続けることができる
(高次の真理内容が全く自然に血肉化する)
【文責:学級委員 岡田隆】
次回の開催予定日
第6回 10月4日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
 『整体入門』(ちくま文庫)『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(ちくま学芸文庫)