『オカルティズムと現代』第5回の報告と次回の開催日程について
9月28日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室にて第5回を開催。
出席者5名(男3・女2)。
前回話柄になった「ホメオパシー」について概説。
また、参会者のお一人から関連資料の提供あり;
JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)「コングレス」チラシ・会長由井寅子さんの記事を掲載した「フシ゛サンケイビジネス」紙ほか。
整体師Aさんの身体感覚をシュタイナーの術語を用いて理解を試みる;
整体とは、施術者の感応によって受ける側の障りが整えられる経過であるとすれば、エーテル体に関わる「霊視」・アストラル体に関わる「霊聴」・自我と事物との「霊的合一」のいずれにも通じる術である。
操法そのものが瞑想でもあり、東洋的な「内観的な身体」がシュタイナーの西洋の言説と照応することになるが、それを隠された(=オカルト的な)叡智と呼ぶこともできるだろう。
双方とも、生と死の秘儀に発するものであるからには、単なる知識にとどまることはできず、自ずと実践的にならざるを得ない。
ここで図らずも、実際にAさんから操法を受けることとなり体感を得る;
例えば、頭蓋(脳)の創造(造形)が前世に由来するものであること、その脳が身体を創造し、その骨格が来世の頭骨を築く…、などなど。
(スワイショウの実技も披露された。)
シュタイナーの瞑想が眉間部のチャクラから咽喉部を経て心臓部へと向かうのに対して、禅をはじめ東洋的瞑想が丹田(肚)から上へ向かうことの実感について質問;
Aさんの応えに、キリスト教の祈りと救世観音菩薩の合掌とを対照され納得。
その他、甲野善紀さんの技についてなどの話あり。
【文責:学級委員 岡田隆】
次回の開催日程
第6回 10月12日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
テキスト『シュタイナーの死者の書』(ちくま学芸文庫)
第二部 第一講