『オカルティズムと現代』第10回(最終回)の報告と追加開催 3月27日・4月17日 の日程について

『オカルティズムと現代』第10回(最終回)の報告と追加開催の日程について
2月21日(日)14:00~16:30 YCAM2F多目的室にて第10回(最終回)を開催。出席者5名。
・今年度(今回)で講座を閉じることの概略説明(岡田の私的情況説明)
・来年度継続 並びに今年度内〈3月4月)残り2回の通常開催を求められるが(岡田の私的)内的情況の詳細を述べてその困難を明示 (学級委員の交替を含めて)別の形での運営を勧める。
◎4年半継続した本講座についての意見交換(茶話会形式);
・本講座と各参会者の内的な関わりを言語化する試み(自由発言)
・野口晴哉の言葉「信をもって生きる」の秘儀的な生の在り方(全生・命がけ)
・一切の縛りのない本講座のような場が今後は更に求められることになるだろう etc.
・決定事項 :
① 今年度2回の追加開催(下記日程参照)ただし、代行学級委員の運営による
② 来年度は新体制で科目開設(継続)を検討する(科目名等は新年度に決定)
以下は『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』からの抜粋並びに一部集約(P.227~255);
【境域の守護霊】
〈境域の小守護霊〉エーテル体アストラル体の内部で意志思考感情の間の結合帯が解けはじめたときに出会う
〈境域の大守護霊〉結合帯の解消が肉体部分(特に脳)にまで及ぶときに向き合う
・境域の守護霊との出会い(物語形式で述べられる)怖気だつような妖怪じみた存在が語る;
〔カルマの法則の形式/過去の一切が内部から取り出され人格の外へ出る/隠された叡智もおまえから離れる~その課題を引き継ぐ/恐怖からの自由とどんな責任をも引き受ける覚悟/おまえが死んだとき私はそこにいた/この領域は死後の諸領域と感覚的世界との境にある/私は死の天使であり同時に不滅の霊的生活の提供者でもある/不滅な存在への再生を体験する/私はおまえを通して私自身の存在に目覚めた/おまえは私を創造することによって私をたえず改良し続ける義務をも背負ったのだ〕境域の守護霊=アストラル形姿
・守護霊の姿は修行者自身の過去の生活の結果に過ぎない(修行者の性格)
・自分こそが或る霊的存在にその根拠を与えたのだ
・死の意識的体験(肉体を脱ぎ捨てる)
・個々の人間 ― 家族の魂 民族の魂 人種の魂(個々の人間の肉体を道具として使用する)
・民族や種族によって与えられた使命 → 新しいアストラル体を付け加える過程
・共同体の温床から出て行く → 完全な闇(守護霊自身から放射される輝き)守護霊から与えられる第二の警告
・浄福の予感 新しい自由の感情 ― 新しい義務感 新しい責任感
【生と死 ― 境域の大守護霊】
・〈境域の小守護霊〉人間の行為感情意志の諸結果から構成 ⇔ 性格と運命とを作り出す原因
・内なる本性の不完全さ―この世の現実の中でしか完全にすることができない ― 感覚的現実の中でのみ育成することが可能な能力はすべて手に入れなければならない
・不可視の世界の中に生きるつもりなら、そのために必要な能力や手段を可視的な世界の中に求めねばならない
・霊的洞察力(「高次の」世界のための視力)は「低次の」世界での諸体験を通してこそ次第に形成されていく
・感覚世界の中に「高次の」世界のための苗床が作られるようになる ― 過去への展望と未来への展望(超感覚的世界は感覚世界への移行を必要とした/感覚世界の中で成熟しえた果実が高次の世界に同化される)人間存在 → 病気と死に対する理解
・古い世界からの存在の莢の中で未来に生きるべき存在の莢が育っていく ― 二重の存在(死すべき存在でもあり不滅の存在でもある/終末と発端)生と死
・人間の使命は死すべきものの中から不滅なもののための果実を取り出すことである
・誕生から死までの間は新しい生命が死滅する過去からどのくらい救い出されるかを表現しているに過ぎない(病気とはこの過去の死滅する部分の継続に他ならない)
・無常なるものから作り出せる不滅なもののすべてを作り出す(物質的感覚世界からの離脱)― 解脱の過程/完全さへの無限の努力の一過程
・第一の「境域の守護霊」の中には過ぎ去った時間の成果しか現れていない
・第二の「境域の守護霊」との出会いの情景(物語形式で表現);
〔思考感情意志の諸器官は超感覚的な領域からそれらを支配する人間の強力な魂の道具になっている/解脱によって得た力を感覚的世界のために役立たせねばならない → 同胞たちの救済/黒い道と白い道〕
・第二の境域の守護霊と結ばれることは遙かな切実な努力目標である(現界から得たすべての力を解脱と救済のために費やす/人類の祭壇上への供物)
・最大の誘惑 ― 利己心に訴えかける浄福への誘惑(黒い道)
・白いオカルティストにとっては一切の存在(人間とその仲間たち)の進化と解脱とが問題なのである(没我的な帰依と献身)
【文責:学級委員 岡田隆】
追加開催の予定日(代行学級委員による運営)
第11回 3月27日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室
第12回 4月17日(日)14:00~16:00 YCAM2F多目的室