YICA(イッカ)アート講座
■ アーティスト・プレゼンテーション
山口現代芸術研究所(YICA)の活動や所属するアーティストによる作品をプレゼンテーションや
対談形式でご紹介します。
アーティストの視点、アイデア、手法など、アーティストの活動や現代美術および地域文化芸術の
周知や教育普及を一般の方々を対象に実施する講座です。
第4回 YICAアーティスト・プレゼンテーション vol.04
《遍在するビューポイント3 -our new normal-》
令和3年12月12日(日)14:00〜16:00 山口市菜香亭
【問合せ先 : 鈴木】 E-Mail yica.since2020@gmail.com
※申込者には、科目担当者より日程・場所等を毎回ご案内いたします。
講座内容
2019年度から始まったYICA Art Weeks 《遍在するビューポイント》が3年目を迎えました。
当初は、西洋のパノラマと東洋の山水画に関する視点の差異やそこから見えてくる歴史、生
活、政治、審美感などに言及し、現代の生活を包括的に探求するテーマとして企画されまし
た。今年度は「our new normal (私たちの新しい当たり前)」を副題とし、世界規模で広が
るコロナがもたらした避けられない生活の変化に直面しつつも、「私たちの新しい当たり
前」の可能性を模索する国内外のアーティストなどが参加する多声的かつ多視点的複合企画
となりました。今回の講座では、会場の一つである山口市菜香亭にて、参加アーティストに
よる作品紹介をしていただきます。
参加者からの感想や、科目実施を通して学んだこと
「our new normal (私たちの新しい当たり前)」というテーマで制作された作品は、new
normalの捉え方がアーティストの視点を通して語られ、人の数だけ今回の同じ状況下でも捉
え方が異なり、見えている世界は千差万別だということに改めて気づかされ、それに正解は
なく多様な捉え方を楽しむ豊かさを提案されているように感じられた。
“生”や“時間”の概念を問う作品が多かったように思うが、私自身コロナ以前とは
“生”や“時間”に対する考え方が変わってきているのでは?ということに気づかされた。