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まちの未来・イメージ工房
―平成25年度後期第2回ゼミの御案内―
次回のゼミ開催日程が決まりましたので、ご案内いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
11月17日(日) 14:00~15:30
コーディネーター 前田哲男氏(山口県立大学教授)
テーマ:テーマパークが変えた町
会 場 小郡地域交流センター2階 第1講義室
(住所:山口市小郡下郷609番地1)
駐車場 有り
参加料 無料
【お問合せ先】 イメージ工房学級委員
山口市嘉川4503 棟久和成
TEL 090-7130-6213
E-Mail iria@c-able.ne.jp
やまぐち街なか大学 平成25年度(後期)
まちの未来・イメージ工房(第2回) 開催記録メモ
1 日時及び場所
平成25年11月17日(日) 14:00~15:30 小郡地域交流センター・第1講義室
2 開催テーマ テーマパークが変えた町
3 内 容
本日は、ケース⑥で取り上げられている大阪市此花区について、前田先生から要約した資料によりお話がありました。此花区は大阪市の中西部に位置しており、北側が淀川、南側が安治川に挟まれた地域で、もともと西成郡に属する漁村でした。長らく阪神工業地帯の中心でしたが徐々に国内外への工場移転が進みます。特に85年(昭和60年)のプラザ合意以降の円高の進展により工場跡地や低利用地が増えてきました。ユニバーサル・スタジオの日本進出の話が出はじめたのがこの頃です。
日本一の鉄鋼会社である新日本製鐵が、自社の多角化と工場用地有効利用の観点からユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の企業化可能性の調査を始めました。88年、新日鉄の堺への誘致が破談になりましが、大阪市が市内誘致を働きかけ93年大阪市は正式にUSJの招請を決定します。そして、大阪市の呼びかけでMCA社、松下電器産業などが参加して官民での検討がはじまりました。94年、進出先を此花西部臨海地域にすることが正式決定され、96年、大阪ユニバーサル企画㈱を母体にして、事業会社である㈱ユーエスジェイが設立されました。こうしてUSJが大阪の官民連合による巨大プロジェクトとして始まりました。
ゼミの中では、主にテーマパークのビジネスモデルの話になりました。東京ディズニーランド(TDL)の売り上げのうちチケット収入は4割に過ぎません。それに対して飲食販売は一人当たり2205円、商品販売は一人当たり3796円です。つまりアトラクションはお客さんに何千円も支出させるための興奮と感動の発生装置であり、アトラクションを体験して発生した興奮と感動をきっかけに、園内のショップやレストランで消費を促すというのがTDLのビジネスモデルなのです。
これを支えているのが、1920年代以降のディズニー映画の長い歴史の中で育てられてきたミッキーマウス、白雪姫、ダンボなどのキャラクターとストーリーです。TDLのアトラクションを体験している人は、長い歴史の最終成果物を体験しているということになります。これは決して今流行の“ゆるキャラ”では真似のできない世界でしょう。
◎本日のゼミで学んだこと
ディズニーランドは、巨大なショッピングセンターである。