ホロコーストの勉強会第6シーズン ~ 信仰 ~第2回ローマ教皇とナチス、キリスト教とホロコースト

ホロコーストの勉強会第6シーズン ~ 信仰 ~
第2回ローマ教皇とナチス、キリスト教とホロコースト
ホロコーストとユダヤ教・キリスト教の信仰について考える 
キリスト教会が直面したもの
平成30年11月17日(土) 14:00~16:00
会   場 山口ふるさと伝承総合センター
山口市下竪小路12番地、TEL: 083-928-3333
講   師 柳田 親志 氏
定   員 10 名程度
参 加 費 無   料
【問合せ先 : 柳田】 090-7594-2918
E-Mail 1572kaori@gmail.com
詳しくは下のリンクを参照ください
https://sites.google.com/site/grksmsm2/home/activity/activity331

講座内容
 本日のゼミでは、今シーズン第2回目のテーマとして、著書「ローマ教皇とナチス」について話し合いました。
 キリスト教会は、ナチスが支配した時代にホロコーストにどのように対応したのか、カトリックやプロテスタント教会の司祭や牧師、信者それぞれの立場がある中で、発言に最も影響力があると思われるカトリックの最高位ローマ教皇の当時の発言に注目しました。
 当時のローマ教皇であったピウス12世は、イスラエルのホロコースト記念館のヤドヴァシェムから、ユダヤ人を救った正義の人として顕彰される一方で、ナチスの暴挙が続く中、明確にナチスに反対することなく沈黙を守ったという見方があるということを、どのように理解するとよいか議論しました。

参加者からの感想や、科目実施を通して学んだこと
今回は、2名の参加者がありました。
 参加者からは、ピウス12世やコルベ神父など、個々の信仰にもとづく動きがあったことを確認するとともに、強大な力を有したナチスに、組織として抵抗するには大変な困難があったことに理解を深めました。
 また、安楽死計画(T4作戦:障害者を虐殺する計画)は教会や世論に押され計画が形式上中止されましたが、ホロコーストについてはその流れに至らなかったことについて、反ユダヤ主義の思想が根底にあったことが一つの要因として考えられる事に、わかりづらいものがありました。