ホロコーストの勉強会第6シーズン ~ 信仰 ~第5回平成31年度2月16日(土) 14:00~16:00 山口ふるさと伝承総合センター

ホロコーストの勉強会第6シーズン ~ 信仰 ~
第5回  困難な自由 ~著者Eレヴィナスの思い、ユダヤ人の信仰とは~
平成31年2月16日(土) 14:00~16:00
会   場 山口ふるさと伝承総合センター
山口市下竪小路12番地、TEL: 083-928-3333
講   師 柳田 親志 氏
定   員 10 名程度
参 加 費 無    料
【問合せ先 : 柳田】 090-7594-2918
E-Mail 1572kaori@gmail.com
詳しくは下のリンクを参照ください
https://sites.google.com/site/grksmsm2/home/activity/activity331

参加人数2名

講座内容
 本日のゼミでは、今シーズン第5回目のテーマとして、ユダヤ人哲学者Eレヴィナスの著書「困難な自由」についてお話ししました。ホロコースト後のユダヤ人のアイデンティティはどのようなものかユダヤ教の視点から書かれたものについて解説を予定したところです。しかしながら、本の内容が難解すぎて、理解をえらるのに十分ではありませんでした。「ユダヤ人の受難の歴史にホロコーストが加わったのですが、その信仰に今も揺るぎは無いけれども、生き残った事実を深く考えざるをえない、その現状を訴えたかったのではないかと、それが困難な自由に繋がる」とお話し、私見として受け止めてくださいと断りをいれたしだいです。
 また、前回講座で質問のあった反ユダヤ主義(ユダヤ人が浮く背景)、ホロコーストとユダヤ人国家建国後のイスラエルの問題(いわゆるパレスチナ問題)は区別した方がよいとの私見を解説しました。解説にあたり3点ほど(1点目「記事:反ユダヤ主義」、2点目「論考:第三次中東戦争とアメリカのユダヤ人」、3点目、「記事:一神教と日本人」)関連のある資料を用意しました。
 背景を詳しく知ることで、翻って日本人のアイデンティティを理解する助けになることを合わせて、お話ししたところです。

参加者からの感想や、科目実施を通して学んだこと
 今回は、2名の参加者がありました。
 参加者からは、ホロコーストの受難を経験したユダヤ人と、現在のユダヤ人国家イスラエルで起きている出来事について比べる場合、その理解に苦しむとの意見がありました。
 次回今年度最終回の講座で追加の解説を試みたいと思います。